家庭菜園でゴーヤを育てた結果、旬の時期には想像以上に多く収穫できることがありますが、その全てをすぐに食べきるのは大変…
保存方法を知っておくと、無駄なく長期間楽しむことができます。
この記事では、ゴーヤを新鮮なまま長く保存するための冷凍方法と、苦みを軽減させるコツをご紹介します。
ゴーヤは冷凍保存できる?
ゴーヤの冷凍保存が可能かどうか気になるところですが、結論から言うと、冷凍での保存は可能です!
新鮮な状態と比較すると、若干の見た目や食感の変化はありますが、長期保存を考えればとても有効です。
今回は、特に苦みを減らしながら美味しく保存する方法に焦点を当てています。
苦みを抑えながら冷凍保存する方法
ゴーヤの特徴的な苦みを少しでも和らげたい場合、次の2つの方法が有効です。
・塩もみしてからそのまま冷凍する。
・塩もみした後に茹でてから冷凍する。
それでは、これらの方法を詳しく見ていきましょう。
塩もみしてからそのまま冷凍
- ゴーヤを縦に半分に切り、種とわたを取り出します。
- スライスした後、塩もみをして10~15分放置します。
- 水でよく洗い、水気をしっかり取ります。
- 平らになるようにジッパー付きの袋に入れて冷凍します。
この方法のポイントは、塩もみにより苦味成分を減らすことです。
塩もみした後に茹でてから冷凍
- ゴーヤを縦に半分に切り、種とわたを取り出します。
- スライスした後、塩もみをして10~15分放置します。
- 軽く茹でた後、水気を切ります。
- 平らになるようにジッパー付きの袋に入れて冷凍します。
ポイントは、軽く茹でることでさらに苦みを減らすことができますが、茹ですぎには注意しましょう。
冷凍保存の期間
適切に冷凍したゴーヤは、約1ヶ月間美味しく食べられます。
冷凍後の使い方
解凍せずにそのまま使用するのがベストです。特に炒め物に加える際は便利で、食感は柔らかくなりますが、準備時間が短縮されます。
すぐに使用する場合の保存方法
すぐに使う予定のゴーヤは、乾燥や変色を防ぐために冷蔵保存が適しています。適切な下処理をしてから、冷蔵庫で保存しましょう。
保存前の下処理
- 洗浄:まず、ゴーヤを水でよく洗い、表面の汚れや農薬を落とします。
- 下処理:ゴーヤの両端を切り落とし、縦半分に切って種とわたをスプーンで取り除きます。この時、種とわたを除くことで苦味が減り、さらに保存時にも適しています。
- 水分を取る:キッチンペーパーなどでゴーヤの水分をしっかりと拭き取ります。水分を残しておくと、保存中に腐りやすくなる原因となります。
冷蔵保存のコツ
- ラップで包む:下処理をしたゴーヤは、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取った後、ラップでぴったりと包みます。これにより、ゴーヤの乾燥を防ぎます。
- 野菜室で保存:ラップで包んだゴーヤは、冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。野菜室は湿度が高く設定されているため、ゴーヤの鮮度を保ちやすくなります。
- 保存期間:この方法であれば、ゴーヤは約1週間程度は鮮度を保つことができます。
常温保存の場合
ゴーヤは基本的に冷蔵がおすすめですが、カットする前で短期間で使い切る場合は常温保存も可能です。
- 通気性の良い場所に保管:直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に保管します。ビニール袋などは使用せず、空気が触れる状態で置くことが重要です。
- 保存期間:常温での保存は、最大で2~3日を目安にしましょう。
まとめ
冷凍保存を活用すれば、ゴーヤを無駄なく美味しく楽しむことができます。特に、苦みを抑えた保存方法は、料理の幅を広げてくれます。
適切な保存方法を選ぶことで、ゴーヤの栄養を最大限に活用し、様々な料理でその魅力を楽しむことが可能です。ゴーヤの保存は、食品ロスの削減にも繋がりますので、ぜひ今回紹介したテクニックを活用してみてください。