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たけのこのあく抜き基本的な方法と米ぬかがない場合の方法

たけのこあく抜き 食べ物

春が近づくと、スーパーの野菜コーナーに現れるのが、あのふっくらとした形をしたたけのこです。

新鮮なたけのこの香りは、春の訪れを感じさせてくれます。でも、家に持ち帰ってからが本当の挑戦です。

なぜなら、たけのこには「あく」が含まれているから。このあくを抜かないと、苦味が強くて食べられたもんじゃありません。

ここではたけのこのあく抜きの方法についてご紹介していきます。

たけのこのあく抜きって何?

たけのこのあくとは、主にタンニンやフェノール類のことを指します。これらはたけのこが成長する過程で生まれる自然の成分ですが、人間の口にはちょっと苦いんですね。だから、たけのこを美味しくいただくためには、このあくを抜く作業が必須なんです。

「あく抜き」と聞くと難しそう…と思うかもしれませんが、安心してください。今から、あく抜きの基本的な方法を、お伝えしていきます。

あく抜きがうまくいけば、たけのこの甘みと香りを存分に楽しめるようになりますよ。さあ、一緒にたけのこのあく抜きの旅を始めましょう!

必要な材料と道具

たけのこのあく抜きを始める前に、準備が必要です。でも、ご安心を。特別な道具や難しい材料は必要ありません。おそらく、家にあるもので十分ですよ。では、一緒にチェックしていきましょうね。

材料
たけのこ:新鮮なものを選びましょう。たけのこの先端がピンとしていて、切り口がみずみずしいものが良いですよ。
米ぬか:これがあると、あく抜きがより効果的です。米ぬかがたけのこの苦味を吸収してくれます。ない場合は、お米を少し水で洗った時に出る白い水を使ってもOKです。
水:たけのこを茹でるためにたっぷりと用意しましょう。

道具
大きな鍋:たけのこをすっぽりと覆えるサイズのものを用意してください。たけのこがたっぷり水に浸かることが重要です。
木べら:たけのこの皮を剥く際に使います。また、茹でる時にかき混ぜるのにも便利です。
包丁:たけのこの下処理に必要です。しっかりとした切れ味のものを選んでくださいね。

これらの材料と道具が揃えば、あく抜き作業はもう半分成功したようなものです。準備万端で、あく抜きのプロセスに挑みましょう!

たけのこの下処理

さあ、たけのこのあく抜き作業、本格的にスタートです!でもその前に、たけのこをあく抜きの準備に適した状態にしておく必要があります。

ここでは、たけのこの選び方から、下処理の方法までを一緒に見ていきましょう。

たけのこの選び方

新鮮さがポイント:皮が緑色でピンと張っている、切り口がみずみずしいものを選びましょう。重さを感じるものほど、中はしっかりとして美味しいですよ。

サイズは好みで:大きいたけのこは、味が濃く食べ応えがあります。小さいたけのこは、柔らかくてあっさりした味わいです。

下処理の手順

たけのこの外皮を剥く:
まずは、たけのこの底部(根元)から外皮を剥いていきます。外皮は固く、手で剥きにくいので、包丁を使うと良いでしょう。ただし、手を切らないように注意してくださいね。

外皮を数層剥いたら、柔らかい部分が見えてきます。この部分が食べられるたけのこの身です。

たけのこを水にさらす:
たけのこの表面についている微細なあくを取り除くために、一度、水にさらしましょう。この時、たけのこの切り口に塩を少し振っておくと、あく抜きがスムーズにいきます。

たけのこの下処理が終われば、いよいよあく抜きの本番です。たけのことの格闘が始まる前に、一息ついて、たけのこの美味しさを思い浮かべながら、楽しんでいきましょう!

たけのこのあく抜きの基本的な方法

下処理を終えたたけのこが、いよいよあく抜きの準備が整いました。ここからは、たけのこのあくをしっかりと抜いていく作業に入ります。

水から茹でる方法

たけのこを茹でる:
たけのこを完全に覆うくらいの水を鍋に入れ、たけのこを加えます。ここで、水に米ぬかを一握り(なければ、ご飯を研いだ時の水でもOK)と塩少々を加えると、あく抜きがより効果的です。

米ぬかは、たけのこに含まれるあくを吸収しやすく、さらに風味を良くしてくれる効果があります。

水が沸騰したら、火を中火にして、たけのこの大きさにもよりますが、おおよそ1時間から1時間半ほど茹でます。

茹で汁を途中で替える(オプション):
茹でている途中で水が濁ってきたら、一度茹で汁を捨て、新しい水で再度茹でることをお勧めします。これにより、あくをより効率的に抜くことができます。

茹で上がったら冷ます:
たけのこが柔らかくなったら火を止め、そのまま冷ますことで、たけのこの中までしっかりと茹で上がります。冷めるまで待てない場合は、冷水にさらしてもOKです。

米ぬかなしでタケノコのアク抜きをする方法

タケノコのアク抜きは、その後の料理の味を左右する重要な工程。米ぬかがなくても、以下の方法でしっかりとアクを抜くことができます。

塩を使ったアク抜き

タケノコをゆでる水に、塩を大さじ1~2杯加えます。塩は水1リットルに対して大さじ1杯が目安です。塩がタケノコのアクを中和し、美味しさを引き出します。

酢を加える方法

タケノコを茹でる際に、酢を少量加えるとアク抜きができます。酢1リットルの水に対して大さじ2~3杯を目安にしてください。酢はタケノコの色を鮮やかに保ちつつ、アクを和らげます。

重曹を使う方法

重曹をゆでる水に加えることで、アク抜きが可能です。水1リットルに対して小さじ1程度を目安にしてください。重曹はアクを効果的に中和し、タケノコ本来の甘みを引き出します。

まとめ

あく抜きを終えたたけのこは、味がマイルドになり、さまざまな料理に使えるようになります。たけのこご飯、煮物、天ぷら…。あく抜きを終えたたけのこを使った料理は、春の訪れを感じさせてくれる特別な味わいです。

このあく抜きのプロセスを通じて、たけのことの新たな出会いを楽しんでいただけたら嬉しいです。たけのこあく抜きは、ちょっとしたコツと少しの忍耐が必要ですが、その分、食べたときの満足感はひとしおですよ。