※このページではアフィリエイト広告を紹介しています

おにぎりを冷凍で作り置き!自然解凍しても大丈夫?

おにぎり冷凍 食べ物

家庭で作れて手軽に持ち運びできるおにぎりは、忙しい朝の強い味方ですね。調理済みのおにぎりを冷凍保存しておけば、そのまま持ち出せてとっても便利です。

この記事では、冷凍したおにぎりの最適な持ち運び方について詳しく解説します。

自然解凍が可能か、おいしく食べられる作り方の秘訣、そして冷凍に適した具材もご紹介しています。ランチタイムの強い味方となる、美味しくて栄養たっぷりのおにぎり活用術を是非マスターしてみてください。

おにぎりをお弁当で持っていく方法と自然解凍について

冷凍したおにぎりをお弁当に入れて持参する場合、大きく2つの方法があります。

一つは自宅で電子レンジで解凍してからお弁当に入れる方法。もう一つは冷凍状態のまま持参し、食べる直前に解凍する方法です。

ここで重要なのは、自然解凍については注意が必要ということです。

次の説明でさらに詳しく解説していきますので、冷凍したおにぎりをお弁当に入れたい方は必ずご覧ください。加えて、持ち運び時の注意点もあわせてお伝えします。

冷凍したおにぎりの自然解凍は注意が必要

冷凍したおにぎりはできれば自然解凍するべきではありません。自然解凍すると、米の消化吸収が極端に悪くなります。

その理由は、米の主成分であるデンプンが関係しています。デンプンには「生デンプン」と「糊化デンプン」の2種類があり、後者の方が体に吸収されやすい形態です。米を炊くと、生デンプンが糊化デンプンに変わります。

しかし冷凍すると、その変化が元に戻ってしまうのです。つまり、消化に適さない生デンプンの状態に戻るわけです。

従って、冷凍したおにぎりは加熱して食べる必要があります。自然解凍すると、香りや食感も損なわれ、おいしくありません。適切な解凍方法を心がけてください。

電子レンジによる解凍が最適

冷凍したおにぎりの解凍には電子レンジが最適です。

解凍手順は簡単。おにぎり(1個分)をラップに包んだまま耐熱皿に置き、電子レンジ(500Wの場合)で2~2.5分加熱します。

サイズや具材、個数によって最適な加熱時間は若干変わります。冷たい部分が残っていれば、裏返して追加で加熱をしてください。

電子レンジで解凍するポイントは、水分を保ちながら温めることです。適切な加熱により、おいしく解凍できます。

持ち運ぶ際は食べる直前に電子レンジ解凍

冷凍状態のまま持ち運ぶ場合は、食べる直前に電子レンジで解凍を行う必要があります。

移動中に事前解凍すると、品質が損なわれる恐れがあるためです。夏場は特に保冷剤や保冷バッグの利用をおすすめします。

この手順を守れば、あつあつのおいしいおにぎりを食べられます。

解凍直後は容器に蓋をせずに放置する

電子レンジで解凍直後のおにぎりから湯気が立ち上がっている間は、お弁当箱に蓋をするべきではありません。

これはおにぎりに限らず、お弁当作りの基本的な注意点です。必ず十分に蒸気が出なくなってから、お弁当箱に蓋を閉めるようにしましょう。

湯気を閉じ込めると、食中毒の危険があるためです。先に述べたように、水分はおにぎりにとって重要ですが、一方で細菌にとっても水分は絶好の栄養源になります。

湯気の出ている状態で蓋を閉めると、お弁当箱内に水蒸気がこもり、その水分が細菌の温床となってしまうのです。さらに米飯の表面に水分がつくと、おいしさも失われます。

移動中は保冷剤・保冷バッグの使用で細菌増殖を防ぐ

外出時に温かいおにぎりを持ち運ぶ際は、保冷剤や保冷バッグを使って温度上昇を防ぐ必要があります。

温かい状態が続くと、細菌が増殖して食中毒の原因となる可能性があるためです。

特に夏場は気温が高いため、持ち運び方に細心の注意を払う必要があります。保冷剤や保冷バッグを利用して、製品の温度上昇を最小限に抑えましょう。

外出先で冷蔵庫が利用できる環境であれば、そちらに一時保管するのが理想的です。そうでなければ、できる限り涼しい場所に置くよう心がけてください。

冷凍したおにぎりを美味しく作る3つのポイント

冷凍したおにぎりを美味しく作るためのポイントは3つあります。

・米飯や具材の工夫
・ラップで包んでから冷凍保存
・素手での米飯の握りすぎ防止

前半では冷凍したおにぎりを美味しく食べるための持ち運び方をご紹介しました。

次は、冷凍する際の作り方のコツをご説明します。適切な方法で作れば、より美味しいおにぎりが完成します。

ごはんと具材の選び方

ごはんは温かいうちににぎる、具材は乾燥しており塩分が多いものを選ぶことがポイントです。

まずごはんについては、できたてのあつあつの状態でにぎることで、水分を封じ込めることができます。

具材については、解凍後もべたつかず味が濃くならないよう、水分が少なく塩分が多いものを選びましょう。

冷凍に適した具材の例
梅干し、昆布、おかか、鮭フレーク など

不向きな具材の例
ツナマヨネーズ、いくら など

水分や油分の多い具材は避けた方が無難です。マヨネーズや生もの系の具材は基本的に使わない方が賢明でしょう。

個別ラップ包装と急速冷凍で水分とおいしさをキープ

おにぎりは1つずつラップで包んでから冷凍保存することが重要です。個別にラップで覆うことで、おにぎ本来の水分を逃がしにくくなります。

さらに、粗熱が取れた状態ですばやく急速冷凍するのがポイントです。冷凍中も徐々に水分が蒸発していくため、冷凍までの時間が短ければ短いほど、おいしさを維持できるのです。

金属製のトレイの上に並べて冷凍すれば、短時間で凍らせることが可能です。このテクニックを活用して、おいしい状態をキープしましょう。

手作業は控え、衛生的な道具を使う

おにぎりの成形には素手を使うべきではありません。手に付着した塩分がおにぎりに均一に行き渡れば美味しいものの、衛生上の懸念があります。

人の手には見えない菌がたくさん潜んでおり、長時間放置すれば菌が増殖して食中毒の危険があるからです。特に手に傷や絆創膏がある場合は、さらに多くの菌が付着している可能性があります。

したがっておにぎりの成形には、ビニール手袋やラップを使うなど、直接肌に触れない方法を取るべきです。事前に入念に手を洗うことも重要です。衛生面から、手作業は避けた方が賢明といえるでしょう。

冷凍おにぎりのおすすめ具材

冷凍おにぎりにおすすめの具材を選ぶポイントは、保存性と味のしみ込みやすさです。ここでは特に長持ちしやすい具材をピックアップしてみました。

塩鮭
塩分がしっかりと効いている塩鮭は、冷凍してもその味が損なわれにくいです。塩分がご飯の保存を助け、解凍後も風味豊かなおにぎりが楽しめます。

梅干し
梅干しの酸味と塩分は、自然の保存料としても優れています。鮮やかな赤色がご飯とのコントラストも美しく、酸味が食欲をそそります。

明太子
明太子のピリッとした辛みと塩味は、冷凍してもその風味を保ちやすいです。ご飯との相性も抜群で、解凍後も美味しさが持続します。

照り焼きチキン
しっかり味付けされた照り焼きチキンは、冷凍保存に適しています。甘辛いタレがご飯に染み込み、食欲をそそる一品になります。

これらの具材を使えば、冷凍しても美味しいおにぎりが簡単に作れます。

まとめ

今回は、凍ったおにぎりをお弁当に持っていく方法を詳しく紹介しました!

おにぎりの持ち運び方法
・電子レンジで解凍する。
・凍ったまま持っていく。

また、おにぎりを自然解凍するのはできれば避けましょう。加熱することで食べられるようになるので、電子レンジなどで十分に温めましょう!

おにぎりをお弁当に持っていく際には、いくつかのコツが必要ですね。持ち運びにも気を配り、楽しいお弁当の時間を過ごしましょう。